除夜には鐘を108回鳴らし108の煩悩を消しながら年を越します。108の煩悩には色々な数え方があります。
●一年を過ごすには四苦八苦するので、四苦の4×9=36と八苦の8×9=72の合計で108。
●三つの世界で起こる六つの煩悩と六識との組み合わせで、3×6×6=108。
●三つの世界で起こる六識で感じる三つの結果と二つの程度で、3×6×3×2=108。
●1年は12ケ月、24節気、72候で、12+24+72=108。
と言うようにいろいろな考え方があります。
もっと細かくわけて84,000の煩悩とする考えもあります。いずれにしても自分だけに利益があるようにと願いがちな、ひとりよがりの考えを改めて、新年を迎えるのが除夜の鐘です。
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